学会@広島
皆様、こんばんは。
6月3日、4日と広島で日本皮膚科学会総会という学会に参加してきました。
総会というのは日本皮膚科学会が開催する学会の中で一番大きい学会で1年に1回開催されています。
場所は様々で今回は広島まで行ってきました。
実は広島は高校生の修学旅行以来かもしれません^^;
普段、あまり行かれないところに行くのはとても楽しみです。
今回は遠方だったこともあり、4日のみの参加になりました。
内容は
①傷跡について
②脱毛症
③爪白癬
④小児皮膚科
の話を聞きました。
①傷跡については日々、レーザーや外来での小手術、やけどなどの患者様を診察する上でとても興味がありました。
傷跡はもともとできると思っていなくてできてしまうことが多く、治すのにとても時間と根気がいります。ただ小さな努力の積み重ねが少しずつ症状を変えていける場合もありますので、信じて継続することが大切だと思います。
方法は内服、外用などを組み合わせていきます。今回はシリコンジェルのお話でした。
傷跡は引っ張られるとできやすくなります。シリコンジェルは固定し皮膚を保護する働きがあります。
治療の選択肢になると思いました。
難治は疾患になりますのでその人その人に合わせた選択が必要になります。
時間がかかりますので、経過を診ながらより適切なアドバイスを送って行きたいと思います。
②脱毛症について
脱毛症にはいくつか種類があります。
円形脱毛症、男性型脱毛症、トリコチロマニア(自分で毛を抜いてしまう病気)、瘢痕性脱毛症、
女性の薄毛などです。
ぱっと診てわかる場合もありますが、復数合併している場合もあります。
問診やダーモスコープを使ってより詳しく所見を取ります。
ダーモスコープを使うことによってより詳しく見ることができるようになりました。
③爪白癬(爪水虫)について
季節が暑くなるにつれて水虫の症状は出やすくなります。
爪は長期的に足の水虫にかかっている人がなる場合が多いのです。
爪は一度濁ったり、厚くなると薬を使用しても新しく生え変わらなければきれいになりません。
なので半年や1年以上という時間がかかります。
最近は外用剤でも効果が高いものや近々新しい内服剤も出る予定です。
諦めず、ぜひ爪にも向き合ってみませんか?
④小児皮膚科
小児といえば感染症。
最近ははしかが流行って、ご心配の方も多いと思います。
大切な事はきちっと予防接種を打つことです。
麻疹風疹のワクチンが2回接種になってその罹患率が格段に下がりました。
お子様の2回目の接種お忘れなく。ご両親も再度見直していただけると良いと思います。
ワクチンが足りなくなっておりますのでご予約はお早めに。
今回はこんなところでした。
広島、生もみじ、もちっとした食感でおすすめです!