巻き爪とは

巻き爪とは、その名の通り爪が筒状に巻いてくることで軟部組織に食い込んで炎症を起こした状態です。
特に足の親指に生じることが圧倒的に多く、さらに指の皮膚に食い込んで炎症を起こした状態を陥入爪といいます。
まだ軽症の時に、見えない部分だからと放置してしまうと、いずれ爪が指の肉に食い込んで激しい痛みを起こし、さらに悪化すれば膿み、歩くこともままならない状態になってしまいますので、早期の治療が必要です。
巻き爪の原因
- 爪の形状(遺伝的要素)
- 爪が薄く、柔らかい人はもともと足の指の肉からの圧迫に弱く、巻き爪を引き起こしやすくなります。
- 靴による圧迫
- つま先の細い靴やハイヒール靴による爪への圧迫、靴下(ストッキング)により爪が圧迫され続けることで、巻き爪を引き起こしやすくなります。特に、先端が細い靴は巻き爪に起こしやすい靴といえます。
- 深爪
- 爪を短く切りすぎる深爪も原因のひとつです。爪の周りの肉は深爪をすると、爪を圧迫し、結果的に爪が湾曲し、巻き爪を起こします。
ワイヤー矯正
爪が丸まって皮膚に刺さることによって痛みを生じる方にお勧めです。
爪に2箇所穴を開け、ワイヤーを通すことによって徐々に爪を矯正します。
爪が伸びてきたら、ワイヤーの入れ替えが必要になります。1~2ヶ月後が目安です。