皮膚科学会に行ってきました!
皆様 こんにちは
うめがおか皮膚科 院長 今井です。
クリニックを開院し1ヶ月が経ちました。
4/28(土)、29(日)に仙台で開催されている日本臨床皮膚科医会総会に参加して参りました。
地方の学会は、普段あまり行く機会がない場所に行けるのでとても楽しみです。
さて、今回の学会で聞いた講義は
①頭じらみについて
②接触皮膚炎について
③漢方について
④掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について
です。
①頭ジラミ症について
定期的に流行り年があります。
今年はどうでしょうか?
頭ジラミはうつってしまうとママ達はケアがとても大変ですよね。
基本的には誰か1人でもうつってしまったら家族みんなでスミスリンシャンプーかパウダーを使用していただくのが対処法です。
ただ、最近はスミスリンが効かないスミスリン耐性頭じらみ症が増えているようです。
そこで、従来のスミスリンの改良版スミスリンシャンプーpremiumが最近発売されたそうです。是非、選んでいただく時はpremiumにしましょう!
②接触皮膚炎
かぶれは皮膚科ではとても多い疾患です。
原因を見つけて症状が出ないようにできた時は皮膚科医でよかったなと思う瞬間でもあります。
ただ、なかなか一筋縄ではいかない時も多々あります。
原因検索の一つであるパッチテストをご存知でしょうか?
原因物質を背中に貼って2.3.7日後に判定するというものです。
2日間お風呂に入れないので涼しい時期が良いかと思いますが、かぶれを繰り返しておられる方には原因検索の一助になると思います。
③漢方について
今回はクラシエさんの「十味敗毒湯」のお話が中心でした。
漢方は苦そう、内服回数が多い、粉は無理などなどいろいろなイメージがあるかと思います。
ただ、クラシエさんの漢方は1日2回のもの、錠剤もあります。
「十味敗毒湯」は難治なにきびの方におすすめしておりますが、じんましんや酒さなどにも効果がある幅広いお薬だなと実感しました。
興味がある方は診察時にでもお尋ねください。
④掌蹠膿疱症
10年ほど前、芸能人の方が、情報発信して有名になりましたよね。
原因は虫歯、扁桃炎などの病巣感染、喫煙が原因になることが多いのです。
別の場所のトラブルが皮膚に症状を表す不思議な疾患ですよね。
水虫や汗疱状湿疹とも症状が似ています。
もしかして…?
などありましたらご相談下さい。
今回はこんなお話を聞いて来ました。
お役にたてそうなお話を少しづつ書いていこうと思っています。
時々、ブログも見てください!
今井
P.S.ずんだ餅、美味しかったな〜。仙台にいったら是非…。