かゆみは、目には見えない症状のため、そのつらさや不快感はご本人にしかわからないものです。かゆみが続くとつい掻いてしまいがちですが、掻くことで皮膚がさらに刺激され、かゆみが増してしまう悪循環に陥ることがあります。そのため、かゆみを上手にコントロールすることが重要です。
一般皮膚科
一般皮膚科

かゆみは、目には見えない症状のため、そのつらさや不快感はご本人にしかわからないものです。かゆみが続くとつい掻いてしまいがちですが、掻くことで皮膚がさらに刺激され、かゆみが増してしまう悪循環に陥ることがあります。そのため、かゆみを上手にコントロールすることが重要です。
かゆみの原因は多岐にわたり、さまざまな皮膚疾患が関連しています。代表的な疾患には次のようなものがあります。
かゆみをより正確に診断し治療するため、次のようなことを伺うことが多いです。整理していただいておくとして参考になります。
症状が出たときの写真があれば診察時にお持ちください。
かゆみの治療は、原因や症状に応じて異なります。
抗アレルギー薬:じんましんやアトピー性皮膚炎などかゆみが強い場合に使用します。
皮膚を直接掻かず、冷たいタオルで冷やすと症状が和らぐことがあります。
乾燥肌はかゆみを悪化させるため、適切な保湿剤を使用してください。
かゆみを放置すると、掻き壊しによる感染症や慢性化のリスクが高まることがあります。特に、夜眠れないほどの強いかゆみが続く場合や、市販薬で改善しない場合は、早めに医療機関を受診してください。
湿疹は、皮膚の表面で起こる炎症の総称です。症状の現れ方や進行の仕方はさまざまで、以下のような段階をたどることがあります。
これらすべてが揃うとは限らず、症状は個人や疾患によって異なります。
湿疹の原因や特徴は疾患ごとに異なります。
以下に代表的な疾患をご紹介します。
アトピー性皮膚炎
脂漏性皮膚炎
接触皮膚炎(かぶれ)
皮脂欠乏性湿疹
貨幣状湿疹
痒疹(ようしん)
湿疹は外的要因と内的要因が複雑に絡み合って発症します。
外的要因
内的要因
湿疹の治療は、症状の原因や進行具合によって異なります。
湿疹は適切な治療を行うことで症状を軽減させることができます。「少し気になるだけ」と放置せず、お早めにご相談ください。
皮脂が多く分泌される部位(頭皮、おでこ、頬、鼻まわり、耳の後ろなど)に起こりやすい湿疹の一種です。これらの部位では、皮脂腺が活発に働き、皮脂や汗が多く分泌されます。この環境下で、皮膚に常在する「マラセチア」というカビの一種が増殖しやすくなり、炎症を引き起こします。慢性的に繰り返しやすいのが特徴です。また、ストレスや疲労、季節の変わり目などで悪化することがあります。
主な症状には以下のようなものがあります
脂漏性皮膚炎の原因は明確には解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています
皮脂の過剰分泌
ホルモンバランスの乱れや遺伝的な要因で皮脂が多く分泌されることがあります。
マラセチア菌の増殖
皮膚の常在菌であるマラセチア菌が増え、炎症を引き起こします。
免疫反応の変化
免疫の働きが過剰になることで、皮膚が刺激に敏感になり、炎症が起こりやすくなります。
外部環境
湿度や気温の変化、食生活、ストレスなどが症状に影響を与えることがあります。
抗アレルギー薬:かゆみを抑える薬です。かゆみが強い場合使用します。
抗真菌剤を含むシャンプーの使用は維持療法として効果的です。
バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理が症状の軽減に役立ちます。
皮膚の表面にある皮脂が減少し、乾燥が進むことで起こる湿疹です。皮脂の減少に伴い、皮膚の水分量も低下するため、肌がカサカサして硬くなり、かゆみや赤みが現れることがあります。この湿疹は特に「すね」「太もも」「腰回り」「背中」などに症状が出やすく、冬など乾燥しやすい季節に悪化しやすいのが特徴です。
皮膚のバリア機能の低下
乾燥した肌は外部からの刺激に弱くなり、かゆみや炎症を引き起こしやすくなります。
季節的要因
冬場は湿度が低下し、暖房の使用も相まって肌の乾燥が進行します。
加齢
年齢とともに皮脂や汗の分泌量が減少し、肌が乾燥しやすくなります。
生活習慣
ゴシゴシ洗うような過剰な洗浄や、熱いお湯での入浴は皮脂を取りすぎる原因になります。また、水分や油分の不足した食生活も影響します。
抗アレルギー薬:かゆみを抑える薬です。かゆみが強い場合使用します
肌をしっかりと保湿することが基本です。
保湿クリームやローションを定期的に使用することで、肌の水分保持力を改善します。
適度な入浴、優しく洗うケア、バランスの良い食事、十分な水分補給を心がけましょう。
皮脂欠乏性湿疹は、予防が非常に重要です。以下のポイントを参考にしてください。
入浴後や乾燥が気になる時期に保湿剤をたっぷり塗りましょう。
石鹸やボディソープを適量使い、ゴシゴシ洗わないように注意しましょう。
化学繊維の衣類や合成洗剤、過度な摩擦を避け、肌をやさしく守りましょう。
どなたにも起こり得る症状です
皮脂欠乏性湿疹は、赤ちゃんから高齢の方まで幅広い年齢層にみられます。
特に乾燥しやすい冬に多く発症します。
気になる症状がある方は、悪化を防ぐために早めのケアと適切な治療を受けることをおすすめします。
じんましんは、突然皮膚に現れる赤みや盛り上がりを伴う発疹で、強いかゆみが特徴です。これらの発疹は、形や大きさがさまざまで、時間の経過に移動したり、数時間以内に自然に消えることがあります。一見治ったように見えても、再び別の場所に現れることがあるのが特徴です。
じんましんは、人がイラクサ(蕁麻)の葉に触れると起こる皮膚症状に似ていることから名付けられました。
外部からの刺激が原因となる特殊なじんましんです。
運動、入浴、ストレス、緊張などによる体温の上昇が引き金となります。
アレルゲン(食物、薬物、昆虫毒など)への反応で発症します。
特定の食物(小麦、エビなど)を摂取した後に運動をすると発症するじんましんです。重症化するとアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
じんましんの原因は多岐にわたり、特定が難しい場合も多い。
血液検査でアレルギーの有無を調べることが可能な場合もあります。
抗ヒスタミン薬外用
※ゾレア®の治療をご希望の方はご紹介いたします。
これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
じんましんを予防・軽減するために、以下の点に注意してください。
じんましんは再発を繰り返す場合もありますが、継続加療が必要です。
お困りの際は、ぜひご相談ください。
かぶれは、皮膚が外部の刺激物やアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)に触れることで起こる湿疹性の炎症反応です。皮膚が赤くなったり、かゆみやヒリヒリしたり、場合によっては腫れや水ぶくれを伴うことがあります。
かぶれは主に2種類に分類されます
皮膚に刺激の強い物質が触れることで起こる炎症です。
このタイプのかぶれは、アレルギー体質でなくても誰にでも起こる可能性があります。例としては以下のものがあります。
刺激性じかぶれは、物質の刺激の強さや接触時間によって症状の程度が変わります。
特定の物質に対して体の免疫システムが反応することで起こるかぶれです。このタイプは、原因物質に初めて触れたときには症状が出ず、繰り返し触れることで「感作」(体がその物質を異物と認識すること)され、2回目以降に症状が現れます。
患者様がどのようなものに触れたかというエピソードが非常に重要です。
これらの情報を基に、原因を特定します。ただし、エピソードだけでは原因が特定できない場合もあります。その場合、パッチテストという検査を行い、アレルギー性かぶれの原因物質を同定する方法があります。必要な場合ご紹介いたします。
かぶれは原因の特定と適切な治療が重要です。当院では、患者様一人ひとりの生活環境や症状に合わせた診療を行っています。かぶれの原因がわからず、改善乏しい場合やパッチテストなどが必要な場合は専門の医療機関をご紹介いたします。お気軽にご相談ください。
日常生活やレジャーでは、さまざまな環境で虫に刺されることがあります。刺す虫の種類も多様で、「カ」や「ノミ」、「ダニ」、「ブユ」、「シラミ」、「ムカデ」、「ハチ」、「アリ」「トコジラミ」などが挙げられます。虫刺されの症状や反応の仕方は、刺された虫の種類、刺された人の体質や年齢、免疫の状態によって大きな個人差があります。刺された部位が大きく腫れ、激しい痒みや痛みを伴うこともあります。慢性化すると、しこりになったり、痕が残ったりしますので、早めの対応が必要です。
かゆみ
ほとんどの場合に見られる典型的な症状。刺された部位が強くかゆくなります。
赤み(発赤)
刺された周囲の皮膚が赤くなることがあります。
腫れ(浮腫)
刺された箇所が腫れ上がり、硬くなることがあります。
痛み
特定の虫(例:蜂やアリ)に刺された場合、痛みを伴うことがあります。
注意が必要な虫刺されがあります。ハチに複数回刺されると、免疫システムが過剰反応を起こし、アナフィラキシーと呼ばれる全身性のアレルギー反応を引き起こすことがあります。
このような場合は救急対応ができる医療機関への受診が必要になります。
掻き壊すと、皮膚が傷つき、とびひ(伝染性膿痂疹)などの感染症を引き起こすことがあります。
屋外では虫よけスプレーを使用し、長袖や長ズボンを着用することで虫刺されを予防できます。
室内ではダニやトコジラミ対策として、寝具のこまめな洗濯・乾燥、掃除機の使用を心がけましょう。
虫刺されを放置すると、次のような問題を引き起こすことがあります
虫刺されは、適切な治療と予防が早期回復の鍵です。かゆみや腫れが強い場合、ぜひご相談ください。
あせもは、汗を多量にかいた後に、汗がうまく皮膚の外に排出されず、汗が出る管が詰まることにより発症します。汗が大きく関係しますので、夏に多くお子様がなりやすい病気です。赤いあせもは、患部が炎症を起こしている状態のため、かゆみがあったり、掻き壊すと広がったり、悪化したりする場合がありますので適切なケアが必要です。
あせもには、汗がたまる場所の深さや症状の違いによって、以下の2種類があります。
あせもは、主に以下のような状況で発生します
高温多湿の夏場や運動後など、汗を多くかいた場合
体を締め付ける服や吸湿性の低い素材の服を着ている場合
汗や皮脂がたまることで汗腺が詰まりやすくなります。
特に、赤ちゃんや小さなお子様は汗腺が未発達なため、あせもができやすい傾向があります。
自然に治ることがほとんどのため、特別な治療は必要ありません。汗をかいた後に皮膚を清潔に保ち、涼しい環境を作ることが重要です。
綿素材など通気性の良い衣類を着用し、汗をこまめに拭き取ることが大切です。
エアコンや扇風機を使用して室温を下げ、湿度を適切に管理します。
入浴時に優しく皮膚を洗い、汗や皮脂を落とします。
当院では、あせもの種類や症状に応じた治療法をご提案します。あせもを繰り返す場合や、症状が広がったり悪化した場合は、早めにご相談ください。
水虫は、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種が皮膚や爪に感染することで起こる病気です。この白癬菌は、皮膚の表面にある角層(かくそう)という層に含まれるケラチンというたんぱく質を栄養源として生息します。
一度感染すると、治ったように見えても再発しやすく、根気強い治療が必要な病気です。
水虫にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や症状が異なります。
趾間型
(しかんがた)
足の指と指の間に感染します。皮がむけたり、ただれたりします。特に湿った環境で悪化しやすいのが特徴です。
小水疱型
(しょうすいほうがた)
足の裏や側面に小さな水疱(みずぶくれ)ができます。強いかゆみを伴い、水疱が破れると痛みや感染症を引き起こす場合があります。
角質増殖型
(かくしつぞうしょくがた)
水虫が慢性化して足の裏全体が硬く厚くなるタイプです。かゆみは少ないものの、皮膚が硬くひび割れたりするため、痛みを感じることがあります。
爪白癬
(つめはくせん)
白癬菌が足の爪に感染するタイプです。爪が白く濁ったり、厚く変形します。放置すると爪が崩れることもあります。
白癬菌は高温多湿の環境を好むため、以下のような状況で感染しやすくなります。
患部を清潔にし、抗真菌剤を毎日定期的に使用することです。
水虫の症状が改善したように見えても、白癬菌が完全に死滅していないことがあります。きれいになってから1、2か月が外用を継続することをおすすめします。
かゆみや発疹が水虫以外の病気(湿疹、接触皮膚炎など)である場合もあります。市販薬を自己判断で使用すると、かえって症状を悪化させることがあります。診断を確定するためには検査が必要です。医師にご相談ください。
帰宅後は足をしっかり洗い、十分に乾燥させる。
家族間でもスリッパやバスマットを共有しない。
当院では、水虫の診断のために必要な検査(顕微鏡での白癬菌確認など)を行い、最適な治療法をご提案します。また、治療だけでなく再発予防についても丁寧にアドバイスいたします。
水虫にお悩みの方は、早めにご相談ください!
いぼは、皮膚にできる小さな隆起(盛り上がり)の総称で、原因や種類はさまざまです。主な原因としては、加齢によるものや、ウイルス感染によるものがあります。いぼいずれも根気よく治療を続けることが大切です。
ウイルス性のいぼ
(尋常性疣贅)
「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスが皮膚の小さな傷から侵入し、感染することで発生します。このタイプのいぼは、感染力があり、放置すると広がったり他の人に感染させたりするリスクがあります。手足や顔、首、膝などにできやすく、表面がザラザラしていたり、黒い点(血管のかたまり)が見えることもあります。傷があると感染しやすくなります。
加齢によるいぼ
(脂漏性角化症)
年齢とともに皮膚のターンオーバーが乱れることで、表皮が肥厚してできるいぼです。頭、顔、首、背中など、紫外線の影響を受けやすい部位や皮脂腺の多い部位にできやすいです。茶色や黒色で、平らまたは少し盛り上がった形状をしています。
液体窒素で患部を凍結させ、いぼの表皮とウイルスを破壊します。1〜2週間ごとに治療を繰り返す必要があります。1回で完全に治ることは少なく、根気強い通院が必要です。治療中に少し痛みを感じることがあります。
いぼはウイルスが皮膚に残っている限り、何度でも再発する可能性があります。症状が改善しても、完治するまで治療を続けましょう。ウイルス性のいぼの場合、他の部位や他人にうつさないよう注意が必要です。いぼを引っ掻いたり触ったりしないようにしましょう。
皮膚を清潔に保つ
手足をこまめに洗い、乾燥しないように保湿しましょう。
傷を作らない
小さな傷からウイルスが侵入するため、傷ができないよう注意してください。
共用物を避ける
公共のプールやジムでは、スリッパ。タオル、バスマットなどを共有しないようにしましょう。
免疫力を高める
規則正しい生活とバランスの取れた食事で、免疫力を維持しましょう。
いぼの診断や治療について、当院では患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療をご提案します。また、治療の進め方や予防法についても丁寧に説明いたしますので、ご安心ください。
いぼにお悩みの方は、早めにご相談ください!
「たこ」と「うおのめ」は、皮膚が硬く厚くなる症状ですが、その原因や特徴に違いがあります。
たこ(胼胝)
皮膚が慢性的な圧迫や摩擦を受けることで、外側に向かって厚く硬くなります。たこには芯がないですが痛みを感じることはあります。
うおのめ(鶏眼)
皮膚が厚くなるだけでなく、角質が内部に向かってくさび状の「芯」を形成します。この芯が神経を圧迫するため、刺激が加わると強い痛みを感じることがあります。
いずれも足に発生することが多いですが、手や指など、体のどこにでもできる可能性があります。
ハイヒールや靴底が薄い靴、きつい靴は、特定の部位に負担をかけます。
足の一部が継続的に圧迫され、皮膚が硬くなる原因になります。
歩き方や姿勢が悪いと、特定の部位に余計な力がかかり、たこやうおのめができやすくなります。
年齢とともに足裏の脂肪組織が減り、骨が出っ張るため、特定の部位に負担が集中します。
硬くなった角質や芯を丁寧に削り取ります。即効性があり、特に痛みが強い場合や芯が深い場合に有効です。
硬くなった角質を柔らかくし、徐々に取り除きます。患部以外の健康な皮膚に貼るとトラブルを引き起こす場合があるため、正確に貼る必要があります。
合わない靴の着用を避け、靴の中敷きやクッション材を使用して足の負担を軽減します。
足裏に負担がかかる場合、整形外科でオーダーメイドのインソールを作ることもおすすめです。
自分の足のサイズや形に合った靴を選びましょう。靴底が柔らかく、クッション性のある靴が理想的です。
たこやうおのめは、放置すると症状が悪化するだけでなく、他の部位にも影響を及ぼすことがあります。痛みがある場合や、セルフケアで改善しない場合は、ぜひ当院にご相談ください。
たこ・うおのめでお悩みの方は、早めの治療をおすすめします!
にきびは、90%以上の人が一度は経験すると言われる非常に身近な皮膚の病気です。
特に思春期に起こりやすいイメージがありますが、最近では10歳代の早い段階で発症するケースや、環境や生活習慣の変化をきっかけに20~30代でもにきびに悩む方が増えています。
にきびは皮脂の多い部分にできやすく、顔、胸、背中が主な発生部位です。炎症を伴う赤いにきびは目立ちやすく、放置すると跡が残ることがあります。現在では、にきびができにくい肌を目指す予防治療と、現時点の炎症を改善する治療を組み合わせることが基本となっています。

にきびが治ってはまたできる状態を「にきびループ」**と呼びます。このループを止めるためには、赤く炎症を起こしたにきびだけでなく、目立ちにくい「隠れにきび」(白にきび・黒にきび)を適切に治療することが重要です。隠れにきびをそのままにしておくと、赤いにきびへと進行しやすくなり、症状が悪化します。当院では、隠れにきびも含めて総合的に治療を行い、にきびループを断ち切るサポートをします。
にきび治療では、患者様一人ひとりの症状に合わせた薬を使用します。
外用薬
アダパレン
白にきびや黒にきびに効果があり、初期段階のにきびを抑えるのに有効です。
過酸化ベンゾイル
白にきび、黒にきび、赤いにきび全てに効果を発揮します。
抗菌薬
炎症を起こした赤いにきびに使用します。
内服薬
症状が重い場合や広範囲に及ぶ場合には、抗生物質やホルモンバランスを整える薬を内服することがあります。
漢方治療
にきびの原因や体質に応じて、以下の漢方薬を処方することがあります
美容皮膚科的治療
(自費)
にきびは、生活習慣や食事、ストレスなどさまざまな要因が影響して発生します。以下の点に注意しましょう。
睡眠不足やストレスはホルモンバランスを崩し、にきびの原因となります。質の良い睡眠を確保し、リラックスする時間を取り入れましょう。
炎症が治まった後も、医師の指示に従って治療を続けましょう。再発予防には継続的なケアが欠かせません。
当院では、にきびの段階や症状に応じて、最適な治療プランをご提案します。また、難治性のにきびや女性特有のにきび(月経前に悪化するものなど)についても、漢方を含めた多角的なアプローチを行っています。
「にきびは仕方ない」と諦める前に、ぜひご相談ください。早期の治療で、肌を健康で美しい状態に保つお手伝いをさせていただきます。
皮膚は通常、さまざまな細菌と接触しても、それをブロックする働きがあります。この防御機能のおかげで、健康な皮膚では細菌が侵入してすぐに感染することはありません。
しかし、皮膚の抵抗力や免疫力が低下している場合や、以下のような状況では細菌が侵入しやすくなり、感染することがあります。
感染が起こると、皮膚に次のような症状が現れます
症状が軽い場合は皮膚表面にとどまりますが、放置すると細菌が深部まで侵入し、皮下組織に広がることがあります。
ひょう疽(ひょうそ)
爪の周りにできた小さな傷から細菌が感染し、赤く腫れて痛みを伴う状態です。ひどくなると、膿がたまり爪が浮いてしまうこともあります。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)
細菌が皮膚の深い部分や皮下組織まで広がることで、下肢全体が赤く腫れ、強い痛みと熱感を伴います。この状態では早急な治療が必要です。
膿瘍(のうよう)
炎症性粉瘤
(えんしょうせいふんりゅう)
感染部位に膿がたまり、しこりのように腫れる状態です。膿が皮膚表面に出ない場合、痛みが強くなり、切開して膿を排出する治療が必要になることがあります。
皮膚に傷ができた場合は、速やかに水で洗い流し、消毒をして清潔な状態を保ちましょう。
強く掻いたり、無理に皮膚をこすらないように注意しましょう。乾燥肌やアトピー性皮膚炎がある方は、保湿ケアや炎症を抑える治療を行うことが重要です。
バランスの良い食事や十分な睡眠を心がけ、体全体の免疫力を高めましょう。
炎症や化膿が見られたら、すぐに医師に相談してください。初期治療が遅れると、症状が悪化し治療が長引くことがあります。
当院では、化膿の程度や症状に応じた治療を行います。
抗生剤治療
細菌感染が疑われる場合、内服薬や外用薬で細菌の増殖を抑えます。
膿の排出
膿がたまっている場合は、局所麻酔を行い、安全に膿を排出します。
清潔ケアの指導
再発を防ぐため、傷のケア方法や清潔な生活習慣についてアドバイスします。
化膿を軽視すると、感染が広がり重症化することがあります。特に、蜂窩織炎や膿瘍は、早急な医療処置が必要です。また、全身に炎症が広がる敗血症を引き起こす可能性もあるため、適切な治療を受けることが重要です。
当院では、化膿や皮膚感染症の診察・治療を行っています。症状が気になる場合は、早めにご相談ください。的確な診断と治療で、感染の拡大を防ぎます。
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に左右対称に症状が現れる皮膚疾患です。主な症状として、以下のような特徴があります
これらの症状はかゆみや軽い痛みを伴うことがあり、炎症が収まった後も再発を繰り返すことが多いです。症状が慢性化することもあり、生活の質に影響を与える場合もあります。
掌蹠膿疱症の原因は一つに特定されるものではなく、複数の要因が関係していると考えられています。一部の患者様では、次のような要因が関与している場合があります。
病巣感染
扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎など、体内の感染巣が原因となることがあります。これらの感染が免疫反応を引き起こし、掌蹠膿疱症の症状を悪化させることがあります。
金属アレルギー
歯の治療で使用される歯科金属(銀歯やクラウンなど)やアクセサリーによる金属アレルギーが原因となることがあります。アレルギー反応が全身に影響を及ぼし、皮膚に症状を引き起こすことがあります。
喫煙
喫煙は掌蹠膿疱症の発症や悪化に強く関連していることが知られています。特に長期間喫煙している方ではリスクが高まる傾向があります。
原因不明
一部の患者様では、上記の要因に該当せず、原因が特定できない場合もあります。
症状をコントロールし、再発を予防するために、以下の治療を組み合わせて行います。
炎症を抑えるための基本的な治療薬です。患部に直接塗布して、赤みや膿疱を軽減します。
皮膚のターンオーバーを正常化し、炎症を抑える効果があります。
特定の波長の紫外線を患部に照射することで、免疫反応を調整し、症状を改善します。1から2週間ごとに定期的な治療が必要です。
扁桃炎や虫歯などが原因の場合、それらを適切に治療することで症状が改善することがあります。
歯科金属が原因と判明した場合、金属をセラミックなどの非アレルギー素材に置き換えることが推奨されます。
喫煙は症状を悪化させるため、禁煙を強くおすすめします。
掌蹠膿疱症は難治性の疾患です。定期的な継続加療が必要になることが多いです。症状が悪化したり長引いたりする場合は、早めに専門医を受診してください。
帯状疱疹は、ピリピリと刺すような痛みや違和感とともに、体の片側に帯状に赤い斑点や水ぶくれが現れる病気です。
症状の特徴的な帯状の広がりから「帯状疱疹」と呼ばれます。痛みや発疹が現れた場合は早めに治療を開始することが重要です。
帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスです。このウイルスは、初めて感染するときには水ぼうそうとして発症しますが、治った後も完全に体から消えることはありません。
ウイルスは神経節に潜み、免疫力が低下したときに再び活動を始めます。再活性化したウイルスが神経を通って皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。
加齢
年齢を重ねると免疫力が低下しやすくなります。
ストレスや疲労
過度なストレスや過労は、免疫システムを弱める原因になります。
持病や治療
糖尿病やがん、免疫抑制剤の使用なども影響を与えることがあります。
帯状疱疹は以下のような経過をたどります
帯状疱疹の治療の中心は、抗ヘルペスウイルス薬を使用することです。
帯状疱疹を予防するには、帯状疱疹ワクチンの接種が効果的です。特に50歳以上の方や、過去に帯状疱疹を経験した方に推奨されています。
ワクチンにより、発症のリスクや後遺症のリスクを大幅に減らすことができます。
帯状疱疹は早期治療が鍵です。皮膚の症状や痛みが出た際は、迷わずご相談ください。当院では、適切な診断と治療を提供し、症状の緩和と再発予防に努めています。


口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)によって引き起こされる疾患で、唇やその周辺に小さな水ぶくれができるのが特徴です。
発症時にはピリピリとした痛みやかゆみを伴うことが多く、見た目にも気になるため、多くの方が早めの治療を希望されます。
口唇ヘルペスは感染力が強いため、直接的な接触や、ウイルスが付着したタオルや食器を介して感染します。
口唇ヘルペスのウイルスは、一度感染すると完全に体外から消えることはなく、体内の神経節に潜み続けます。
再発型ヘルペスが多い理由は、体力や免疫力の低下が引き金となり、潜んでいたウイルスが活性化するためです。
風邪や発熱
体調を崩したときに発症しやすくなります。
ストレス
精神的なストレスが免疫力に影響を与えます。
紫外線
日焼けなどの刺激がきっかけになることがあります。
疲労や睡眠不足
十分な休養が取れていない場合に発症リスクが高まります。
加齢
年齢を重ねることで免疫力が弱まり、再発しやすくなることがあります。
前兆期
唇やその周辺にピリピリとした痛みやかゆみが出現します。
発疹期
回復期
水ぶくれが乾燥してかさぶたになり、次第に治癒します。
症状は自然に収まることもありますが、再発を繰り返すと症状が悪化しやすくなります。
口唇ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬が用いられます。早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。
医師の診断に基づき、症状に応じた適切な治療を行います。自己判断で薬を使うことは避けてください。
口唇ヘルペスは再発しやすいため、日常生活での予防が大切です。
リラックスする時間を作り、精神的な負担を軽減しましょう。
日焼け止めや帽子を使用して紫外線を防ぎましょう。
風邪をひいた際には、早めに休養を取り、体調を整えましょう。
口唇ヘルペスは繰り返しやすい病気ですが、適切な治療で早く症状を改善することは可能です。「少しでも気になる症状がある」「再発を繰り返している」という方は、ぜひご相談ください。初期治療が症状の軽減につながります!
やけどは、熱や化学物質、電気、放射線などによって皮膚や組織が損傷を受けた状態です。やけどの重症度は1度から3度までの3段階に分けられ、適切な初期対応と治療が非常に重要です。特に、早めに炎症を抑えることで重症化を防ぎ、治りやすくすることが可能です。水疱を形成するやけどは受診が必要です。
1度のやけど
(軽度)
2度のやけど
(中等度)
3度のやけど
(重度)
やけどの重症度にかかわらず、早急な初期対応が重要です。次の手順を参考にしてください。
軽症に見えても深部で炎症が進んでいる場合があります。自己判断せず、やけどをしたらすぐにご相談ください。
やけどの治療は、症状の程度や部位に応じて異なります。当院では以下のような治療を行います。
外用薬治療
症状に応じて、炎症を抑えるステロイド外用薬や、感染を予防する抗菌外用薬を使用します。
内服薬治療
感染のリスクが高い場合や炎症が強い場合には、抗菌剤や鎮痛剤を処方します。
処置
必要に応じて水ぶくれを処置し、感染を予防します。
深刻な場合の対応
3度のやけどなど重症の場合は、専門の医療機関へ迅速にご紹介いたします。
やけどの治療は初期対応が重要です。軽い症状でも適切な治療を行うことで、早期回復が期待できます。お困りの際は、どうぞ早めにご相談ください。「患部を冷やしながら」当院へお越しいただくことをおすすめします!
日焼けは、太陽からの紫外線によって肌が損傷を受ける状態です。日焼けには主に2つのタイプがあります。
赤くなる日焼け
(サンバーン)
サンバーンは、肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを伴う日焼けです。重症の場合、水ぶくれができることもあり、これはやけどの一種です。特に肌が白い方はサンバーンを起こしやすいので、注意が必要です。
黒くなる日焼け
(サンタン)
サンタンは、紫外線を浴びた後、メラニンという色素が生成されて肌が黒くなる日焼けです。メラニンは、紫外線による肌細胞のDNA損傷を防ぐ働きがありますが、黒くなる日焼けを起こすということは、紫外線が肌に大きな負担を与えていることを意味します。
紫外線が肌に与える影響は、短期的なものだけでなく、長期的なリスクもあります。
日焼けの治療は、早めの対応が重要です。次の手順を参考にしてください。
サンバーンによる赤みや痛みがある場合は、やけどと同様に流水で15~30分冷やすことが有効です。冷湿布を使うのも効果的です。
日焼けした肌は乾燥しやすいため、冷却後に保湿剤で潤いを与えましょう。炎症を抑える成分を含むジェルタイプの保湿剤が特におすすめです。
症状が強い場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。当院では、外用薬や抗炎症剤を使用して症状を和らげる治療を行います。
紫外線を避けることが、日焼け対策の基本です。次のポイントに注意して肌を守りましょう。
SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めをこまめに塗り直してください。
帽子や日傘、長袖の衣服を活用して、紫外線から肌を守りましょう。
特に紫外線が強い夏の午前10時~午後3時の外出を控えるか、しっかり対策を講じましょう。
紫外線は肌にさまざまなダメージを与えるだけでなく、老化や皮膚がんのリスクを高めます。日焼けを予防することは、美肌を保つ秘訣でもあります。もし日焼けしてしまった場合や、肌に異常を感じた場合は、早めに当院までご相談ください。

エキシマライト療法は、紫外線(UVB)の特定波長を利用した治療法の一つで、特に難治性の皮膚疾患に効果が期待されています。従来の治療で十分な改善が見られない場合に追加の治療として行われることが多いです。
エキシマライトは、紫外線の中でも308nmの波長を集中的に照射します。この特定の波長は、皮膚に次のような効果をもたらします。
紫外線が皮膚の免疫細胞(特にT細胞)の活性を抑制することで、炎症や免疫過剰反応を鎮めます。これにより、乾癬やアトピー性皮膚炎などの炎症性疾患が改善します。
紫外線はメラノサイト(色素細胞)を刺激し、メラニンの生成を促進します。これにより、尋常性白斑のような色素脱失症の治療に有効です。
乾癬などで異常に速く増殖する皮膚細胞の分裂を抑制し、正常な細胞周期を取り戻す手助けをします。
円形脱毛症では、毛包周辺の免疫異常を抑えることで、毛の再生を促します。
エキシマライトは以下の皮膚疾患に対して使用されます
尋常性乾癬
皮膚が赤く盛り上がり、鱗状のかさぶたができる疾患
尋常性白斑
色素が抜けた白い斑点が現れる疾患
掌蹠膿疱症
手のひらや足の裏に膿疱が繰り返しできる疾患
アトピー性皮膚炎
慢性的なかゆみと炎症を伴う皮膚疾患
円形脱毛症
免疫異常が原因で起こる脱毛症
医師が患者様の症状や疾患に応じて適応を判断しますので、気になる方はご相談ください。
エキシマライトは、ピンポイントで患部に紫外線を照射します。このため、健康な皮膚に影響を与えず、高い治療効果を得ることができます。
数回の治療で効果が現れることもありますが、疾患や症状の程度によっては数か月間継続する場合もあります。
エキシマライト療法は保険適用されるため、3割負担の場合は1回あたり約1,000円が目安です(保険負担割合によって異なります)。
エキシマライト療法は、難治性皮膚疾患に悩む多くの患者様にとって新たな選択肢となっています。症状にお困りの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
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